頭痛

頭痛の原因

イラスト:頭痛

子どもが頭痛を訴えると脳腫瘍ではないかと心配になるものです。
しかし頭痛の原因が脳腫瘍であることは稀で、多くは偏頭痛(へんずつう)です。 子どもでも偏頭痛があるのかと驚かれるかたも多いのですが、実際多くの子どもが頭痛を経験しており、小学生で頭痛のために、何日も学校を休む子もいます。 大人では多くの人が頭痛を経験しており、風邪やストレスなど他の原因によるものと考えられがちですが、実は多くは偏頭痛によるものです。
大人も子供も偏頭痛はまだ完全には原因がわかっていませんが、セロトニンなどの神経伝達物質のバランスが体質的に不安定で、いろいろな原因が引き金となって、三叉神経(顔と頭部の神経)を介した痛みを引き起こすものと最近は理解されています。体質として遺伝しますので、親も頭痛持ちのことが多くみられます。

受診のタイミング

お子さんの頭痛が激しい、頻度がひどくなっているときは、脳腫瘍の場合も稀にありますので、医師に診てもらう必要があります。

それ以外の一般的な頭痛の治療としてはあまり頭痛を我慢せずに、医師の処方に従って早めに痛み止めを服用するのが良いでしょう。
ただし、痛み止めについては頻繁に日常的に服用することは望ましくありません。正しい痛み止めの服用の仕方などに関しても、かかりつけの医者に定期的にアドバイスしてもらうことをお勧めします。

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