ぜんそく

ぜんそくとは?

イラスト:ぜんそく

ぜんそくはヒューヒュー、ゼイゼイする音(喘鳴)と咳が主な症状です。夜間や運動時の咳も症状のひとつです。ひどくなると苦しそうな呼吸になり酸素なども必要になります。ぜんそく発作のときは1、気道の収縮2、気道の慢性炎症というふたつの状態がおこっています。気道が収縮して狭くなったところを空気が通るためヒューヒュー、ゼイゼイする音(喘鳴)が聞こえ、炎症でできた痰を身体が出そうとして咳がでます。

ぜんそくの原因

原因としては、両親のどちらかにぜんそく、花粉症、アトピーなどのアレルギー疾患がよくみられることから遺伝的要素が考えられています。さらに子どもの時の気道の病気(細気管支炎)や周りの環境(両親の喫煙)なども原因となります。喘鳴があればぜんそくと診断しやすいのですが、風邪と診断されることもよくあります。

ぜんそくの治療法

風邪とぜんそくでは治療が異なります。ぜんそくの発作時は気管支拡張薬を吸入で投与します。ぜんそくは重症度によって治療が異なります。最軽症の場合は、その時だけの治療でもよいのですが、多くの場合は、悪くならないようにする予防投薬が必要です。
現在のスタンダード治療は、吸入ステロイドによる予防投薬です。抗アレルギー薬も使われます。発作時の治療だけでは、一時的にはよくなりますが、何度も症状を繰り返し、入院治療を必要とすることもよくみられます。かかりつけ医を決めて、定期受診をすることが大切です。

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