気管支ぜんそく

どんな病気?原因や症状

気管支ぜんそくはヒューヒュー、ゼイゼイする音(喘鳴)と咳が主な症状です。夜間や運動時の咳も症状のひとつです。ひどくなると苦しそうな呼吸になり酸素なども必要になります。
ぜんそく発作のときは1、気道の収縮2、気道の慢性炎症というふたつの状態がおこっています。気道が収縮して狭くなったところを空気が通るためヒューヒュー、ゼイゼイする音(喘鳴)が聞こえ、炎症でできた痰を身体が出そうとして咳がでます。
原因としては、両親のどちらかにぜんそく、花粉症、アトピーなどのアレルギー疾患がよくみられることから遺伝的要素が考えられています。さらに子どもの時の気道の病気(細気管支炎)や周りの環境(両親の喫煙)なども原因となります。喘鳴があればぜんそくと診断しやすいのですが、風邪と診断されることもよくあります。

当院での治療方針

イラスト:「かかりつけ医院」と看板に書かれた医院のイラスト

抗アレルギー薬、気管支拡張薬、必要であればステロイド吸入で治療を行います。かかりつけ医に毎回みてもらうことが大事な病気です。(⇒とにかく喘息の場合は、毎回同じ医師が診るようにしないと治療方針が決めらません。)

ご家庭で御注意頂きたいこと

気管支ぜんそくが起こったとき、周りのご家族の方が対処法を予め心得ておくことが重要です。

1.親があわてず、子供に不安を与えないように
2.吸入を行う
3.腹式呼吸を行う
4.水分を与える
5.痰を出させる

症状がいつまでも落ち着かない場合や発作が強まった場合には夜間であっても無理をせず、救急病院を受診させるようにしてください。